ベッドをお持ちの方には、マットレスの下になんらかの収納がついている、もしくは収納ケースを置いているという方が多いのではないでしょうか?
今回は、ベッド下の収納(引き出しなど)に関するウソをご紹介します。
元・販売員だからこそ知っているベッド下収納にまつわるウソ・ホント。
個人的な意見ではありますが、実際に気をつけてほしいことですので記事にしました。
売りたいだけの家具屋さんに騙されないようにぜひ覚えていってください!
ウソ① 湿気は下におりていく
売り文句の常套句として業界では使われている「寝ている時にかいた汗(コップ一杯分)がマットレスを通って下に降りていく」という店員さんの話はにわかに信じてはいけません。
僕は物理のことは全くわからないので説明はできません。ごめんなさい。
詳しく知りたい!という方のためにご参考までにyahoo知恵袋の回答リンクを貼っておきます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1412271724
ただし、ベッド下に潜り込んだ湿気は抜けにくく溜まりやすいことは事実です。
ベッド下収納の湿気対策は絶対必要です!
※ご拝読いただいた方のご指摘により一部記事を修正いたしました。ご意見ありがとうございました。(2016/10/25)
ウソ② 引き出しタイプは湿気が入りにくい
家具ショップに行くと「引き出しタイプは湿気が入りにくいんですよ」というトークを受けたことがないですか…?
はい、ウソー!!
そんなわけないです。おそらく家具屋さんが売りたいだけの売り文句です。
ベッド下収納の引き出しは密封されているわけではありません。
ですので、湿気が入る隙はいくらでもあります。
その引き出しが、桐たんすのように一つの引き出しを押し込んだら、他の引き出しが出てくるというくらい密封性が高いのなら信じても良いです。
しかし、現実的にそんなベッド下収納は存在しません。
引き出しタイプは箱型になっていて湿気が入りにくいというのはウソです。

いくら箱型でも必ず隙間は存在します。
そこから湿気なんていくらでも入ります。一度入ってしまった湿気は、逆になかなか抜け出てくれないので注意が必要です。
ウソ③ 本や使わない布団を収納しよう
ベッド下の収納部分にコミックや布団を収納してしまいがちですが、ダメです。
オススメしません。
ウソ②でも言った通り、引き出しに入った湿気は簡単に抜け出てくれません。
湿気・本・布団とダニやカビにとって好条件が盛りだくさんです。
格好の餌場になってしまいます…。

むしろ、普段からよく使うものを収納しましょう。
引き出しを開ける機会が増えますので換気の役割も果たしてくれます。
まとめ
今回ご紹介した3つのウソに関してはご存知ない方がすごく多いんです。
ベッド下収納も引き出しタイプを否定する気は全くありません。
でも、間違った知識を持たれないようにご紹介をさせていただきました。
- 湿気は下ばかりに行くわけじゃない
- 引き出しタイプは湿気に強くない
- 本や布団は収納しちゃダメ
というポイントに注意してベッドフレームを選ぶようにしましょう。
これから、ベッドを選ぶ方もベッド下に収納がある方も、ぜひご参考にしてください。
もちろん、ご自宅の状況や風通しの具合など様々な条件により湿度の溜まりかたは変わります。
うちの寝室に湿気対策なんかいらないってご家庭もあるでしょうしね(うらやましい…)
あなたの部屋の状況に合わせて選ぶのが一番です。
この日本で暮らす以上、湿気は切っても切れないものです。
快適に暮らせるように湿気対策はしっかりやっていきましょう!
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1. 下記の文面を修正されたほうがいいのでは?
湿気を含んだ空気は乾いた空気よりも
軽いので、下に下に降りていくと思ってませんか?
2.虚偽の記載をしてはいけません。
相対湿度と絶対湿度は異なります。貴方が話されているのはあくまで相対湿度。水蒸気や湿気のことを語るのなら絶対湿度で計算しないと、お門違いです。
熱も水蒸気も温度の高い方から低いほう、圧力の高いほうから低いほうへ向かいます。
Izaya Orihara様
コメントいただき、ありがとうございました。
早速ですが、文面を修正させていただきました。
ご指摘いただき、反省しながらも
本当に感謝しております。
これからも曖昧な知識を紹介しないよう
心がけて記事更新にあたります。