この記事では、元・インテリア販売員の僕が、床(フローリング)と家具の色合わせでお悩みの方のためにオシャレに統一する方法をご紹介しています!
- 床がダークブラウンだけど家具はナチュラル系で揃えていいのかな…?
- やっぱり床がダークブランだったら家具も濃いめの色にしたほうがいいのかな…?
- でもそれじゃ圧迫感出ちゃうかな…?
結論から言いますと、家具と床の色が合っていなくても問題ありません!
今回は実例画像とともに、床と家具の色の関係について詳しくご紹介していきますね!
床の色と家具の色は合わせるべき?

新しい家具で、お部屋をスッキリ見せたい。
でも、家具を買い足すたびにお部屋の統一感がなくなったり、家具の色がバラバラになったりする。。。
実は、僕が以前に家具の販売をしていた際のこと。
「家具を買い足したい、新築で家具を一式揃えたい。」というお客さんの悩みで多かった中の一つに「床の色と家具の色は合わせないとダメなの?」というものがありました。
- 新しい家の床がダークブラウンだけど、持ってる家具がナチュラルなんだよな…
- 買いたい家具はホワイトなのに床がホワイトだから白くなりすぎるかな…
僕は素敵なインテリアを作ろうとする方が必ずといって良いほどブチ当る疑問の一つ、床の色と家具の色を合わせるのか?という問いに対して、ある答えを見つけました!
それは、「床と家具の色は合わせる必要はない」ということです。
一度買ってしまうとしばらく買いかえることができない家具。失敗はしたくないので迷ってしまいますよね。
なぜ、「床と家具の色は合わせる必要がない」と言い切れるのか。その理由をご説明いたします。
床と家具の色を統一してない場合
素敵なインテリアに見える写真でも、床と家具の色が違うことは実はたくさんあります。ここで一つ例を見てみましょう。
次の画像をご覧ください。

モダンなお部屋ですごくキレイにまとまっていますよね!スッキリしていてゴチャゴチャせずすごく素敵なお部屋だと思います。
しかし、よく見てください。
床の色と家具の色は異なっています。
床は明るい色なのに、家具は濃い色。でも、お部屋に統一感が合ってオシャレに見えます。
なぜ、統一感があっておしゃれなのか?
・
・
・
それは、家具の色に統一感があるからです。

先ほどのインテリアは床の上に置いてある木製の家具がダークブラウンで統一されています。(クッションも例外として矢印を入れてます。)

お部屋の床の色と家具の色が違っていても素材(木と木など)の同じ家具の色合いが統一されていれば、お部屋は統一感があるオシャレなお部屋に近づくんです。
床の色と家具の色が近い例
では、床の色と家具の色はバラバラの色にしたほうが良いのか?というとそうではありません。色が近くても素敵なインテリアになります。
次の画像をご覧ください。

床の色はナチュラル、家具の色もナチュラルです。非常に暖かくて優しい色合いに統一されていて、リラックスできそうなお部屋ですね〜。
ここでも、家具の色が統一されています。
しかも、ソファや椅子の木部の素材まで天然木で統一されていますので、かなり調ったお部屋ですね!
アースカラー(自然の色)で統一されていますので暖かい雰囲気に仕上がっていますよね。
ただ、お部屋全体を同じ色で揃えすぎるとノッペリした印象になりがちです。
その問題を上のお部屋ではソファの生地に濃い目の色を入れたり、クッションにオレンジを入れることでアクセントに変えています。
→【差し色】ナチュラルインテリアをさらにオシャレにする方法
次の画像はお部屋全体を同系色で揃えたお部屋です。

床は明るい色、家具の色も明るい色です。
先ほどのお部屋のようにアクセントとなる色の割合は少ないお部屋ですね。(おそらく角度を変えるとソファ上のクッションが差し色になってると思います)
→差し色で一番人気があるのは赤です
このような「薄い色×薄い色」の配色のバランスの場合、お部屋を広く見せる効果があります。パッと目に入る家具や色がないので、空間が広く見えます。
悪い言い方すれば特徴がないとも言えますが…。
ただし、濃い色で揃える場合は圧迫感が出ますので、家具の高さなどに注意しましょう!
家具の色がバラバラになる場合の対策
引っ越しするのはいいけど、家具を全部買い替えるなんて、モッタイナイ!なんてことは当たり前ですよね。
使える家具は新居でも使ったほうが良いに決まってます。
でも、必要になった時に買い足すとなると色がバラバラになっちゃうんだよな〜…という悩みがあるのも当然です。
そういう場合は、家具の素材感に統一感を持たせましょう!
お手本となるのはコチラのお部屋↓

床の色とも合わせてない。家具の色もバラバラ…。
でも、なんか統一感があるなぁ…。と思ってしまうのは、家具がすべてアンティーク調で素材感を合わせているからです。
あえて統一しないインテリア手法もある
実は、あえて家具の色を統一しないテイストもあります。
ミックスインテリアと呼ばれる色々なインテリアテイストを融合させることでオシャレ度をアップするという異次元のインテリアです。
ただ、素人が手を出すとごちゃごちゃになって、かえって貧乏くさく見えてしまいます。
チャレンジするには色々な実例を見て勉強する必要があります。
もちろん、インテリアのセンスには自信がある!という方は挑戦する価値ありの素敵なインテリアですが、この記事を読んでいる方はあまり自信がないという方も多いと思います。

ハゲるほど悩みたくない方は、家具のテイストを揃えることを重視しましょうね!
インテリアテイストがまだ決まっていない方は、部屋のテイスト(コンセプト)のレイト決め方!新生活をオシャレに!を参考にしてみてください。
家具のテイストもバラバラやねん…

結婚で持ち寄った家具だったり、転勤の引っ越しで必要な家具を揃えていった場合は、家具のテイストもすでに揃ってない…なんてこともありますよね。

でも、統一感が出ていたんですよね〜。その秘密は…
ファブリックで統一感を出す!
ということです。
ラグやカーテン、クッションなどその家によって買い換える必要があったり、家具よりも安価で買い換えることが出来るファブリックの色を揃えて統一感を出すことが可能なんです!

ラグは床の色と家具の色のチグハグも解消することができますし、ソファの上のクッションやカーテンと合わせればお部屋を占める面積が大きくなり存在感も増します。
だから、色合いが揃っていれば統一感が出てきます。
ただ、濃い色はお部屋を重たい印象にしますし、派手な色は目がチカチカしてしまいます。
例えば青で選ぶなら、カーテンは淡い青色にしてラグで濃いめの青を選ぶなど色に濃淡を出す必要があります。

僕は青い色が大好きで、特にネイビーブルー(濃紺)を推しています。
一人暮らしの男性でオシャレでモテ部屋を作りたいという方は【ネイビーインテリアの作り方】一人暮らしの男部屋は紺がモテる!を読んでみてください。
ネイビーインテリア、めっちゃおすすめです!
家具の色合いや雰囲気を合わせよう
床の色と家具の色を合わせる必要がない。ということはわかっていただけたと思います。
一番気をつけるポイントは、床の上に置く家具の色合いや素材感を合わせるということ。
- 床の色と家具の色が違う
- 床の色と家具の色が同じ
- 家具の色がバラバラ
それでも全く問題ありません。
- 家具の色を合わせる
- 素材感を合わせる
- ラグやクッションで中和する
ということを試していきましょう。
それでも家具の色と合わせたい!という方は壁紙シートで扉などをリメイクしてみてはいかがでしょうか?
床の色は難しいですが、扉であれば割と簡単にDIY出来ますよ!
→【DIY】部屋の扉を壁紙シートで簡単リメイクしてみた!
楽しく家具選びをして、オシャレなお部屋にしましょうね!