「雨が続いてて外に干せない」
「冬で外干ししても乾かない」
「花粉が舞ってるから干せるわけがない」
「防犯上、下着は外に干したくない」
…というように、日本で暮らす中で洗濯物を外に干せない状況はたくさんありますよね。
その時の洗濯物は部屋干しになりますが、普通に部屋干しをしていたら生乾きで衣類が臭ってしまいます。
部屋干しの方法は当ブログでもたくさんご紹介しておりますが、実際に部屋干しする時に「窓を開けるべきか、閉めるべきか」に悩む方も多いようです。
まず結論、「部屋干しするなら部屋は開けましょう。」
今回は、部屋干しで扇風機を使う時に部屋を開けるべきか、閉め切るべきかについて詳しくご説明します。
※除湿機を使う場合のみ、窓は閉めてください。
部屋干し時に扇風機を使う理由
洗濯物を部屋干しをする際は必ず空気をかき混ぜましょう。
扇風機を使うことで最も簡単に空気をかき混ぜることが可能になり「サーキュレーション効果」が見込めます。
なぜ扇風機を使って部屋干しをするかというと、部屋の空気が動くことで洗濯物が含んでいる大量の水分を効率的に乾かすことができるからです。
部屋干しをしている部屋の空気が止まっていたら洗濯物は乾きたくても乾けません。
空気が動かなければ、湿気が洗濯物の周りにいるままになってしまいます。
また、部屋の中に湿気が溜まったままとなり、湿気の逃げ場がなくなります。結果的に湿気だらけの部屋になり洗濯物の乾きが遅くなるのです。
濡れた洗濯物の周りは湿気を含んだ空気が集まっています。
そこに扇風機で新しい空気を送り込むことで、新しい空気は湿気を吸い込んでくれます。
さらにまた新しい腹ペコの空気を送り込んで洗濯物の周りの湿気をどんどん吸い込んでいくんです。
その結果、部屋干しでも早く乾くというわけですね!
部屋干しをするなら窓は開けよう
扇風機で空気をかき混ぜる理由は分かっていただけたと思います。
そこへ追加してドアや窓を開けるとさらに乾きが早くなります。
窓やドアを閉め切った状態で部屋干しをすると、水分を含んだ空気がそれ以上に湿気を吸い込みきれなくなってしまいます。
というわけで、部屋干しをする時は部屋の窓やドアは開け放って空気の入れ替えができるようにしましょう。
そうすることで、部屋の外からお腹を空かせた空気(乾燥した空気)と湿気だらけで満腹になった空気が入れ替わり洗濯物の水分がどんどん放出され、乾きます。
洗濯物の周りの空気が水分を含むことで洗濯物が乾きます。
水分を含んだ空気と乾いた空気が入れ替わることで、また洗濯物が乾いていきます。
窓やドアを開けることでそれを繰り返させるんです!
関連リンク:洗ったはずの洗濯物やタオルが臭い原因は部屋干しだけじゃない!
部屋干し時は窓は全開にするの?
ここで部屋干しの時に、窓は全開にする必要があるのか疑問に思う方もいらっしゃると思います。
窓やドアを開ける理由は、新しい空気を取り込むためです。
夏場のように暑さをしのぐためとは異なります。
ですので、窓やドアは細く開ける程度で十分です。
空気の入れ替えが目的ですので、入り口になる窓と出口になる窓の2つが部屋にあると効率が上がります。
具体的には「換気扇」を併用すると空気の入れ替えが非常に早くなります。
換気扇は空気を外に出す機械なので「出口」の役割を果たします。
細く開けた窓が「入り口」となり乾いた空気を取り込み、換気扇が「出口」となり湿気た空気を外に出します。
エアコン使用時は窓は閉めましょう。電気代の無駄遣いになってしまいます。
詳しい記事:部屋干しでエアコンの除湿効果を高める工夫
雨の日は窓を開けていいの?
窓を開けた方が部屋干しの効率が上がることはご理解いただけたと思います。
しかし、雨天時の部屋干しは屋外にも湿気が大量にあるので窓を開けるべきか疑問に思うこともありますよね。
外が湿気だらけの雨の日でも窓は開けるべきなのでしょうか?
その答えは「窓は開ける」です。
「えっ、じゃあ外の湿気が部屋に入ってきて乾かなくなるんじゃない?」そう思うのが普通ですよね。
部屋干しをしている時のお部屋の湿度は100%近いと言われます。
外の空気も湿気を帯びているとはいえ、空気の流れを止めてしまうといけません。
洗濯物がいつまでたっても乾きません。臭くなります!
空気が動いていた方が湿気も少しは下がりますので、窓から雨が打ち込むような状況でなければ窓は細長く開けましょう。
ここでも
- 扇風機を当てて空気をかき混ぜること
- 空気の「入り口」と「出口」を作ること
は重要です。
窓を開けられない状態で部屋干しするには?
冬で寒すぎたり、花粉が舞っていて窓を開けることができない状況で部屋干ししないといけないこともあると思います。
花粉やPM2.5を防止するためであれば、エアコンを使うことも難しいでしょう。(エアコンは外の空気を取り込むため)
窓を開けることができない状況では「空気の入れ替え」ができません。
それでも洗濯物は干さなければなりません。
ドラえもんが助けてくれるような漫画的な展開があるわけでもありません。
そんな状況の場合はどのように部屋干しするのがよいのでしょうか。
はい、除湿機を使いましょう。
除湿機は湿気を含んだ空気を吸い込んで、本体の中で水気をギュッと絞って、乾いた空気を吐き出してくれます。
さらに扇風機で空気をかき混ぜることで洗濯物を乾かしつつ、部屋の湿度を下げることができます。
我が家は部屋干しする時は、雨の日と真冬から春までは窓を閉めて、できるだけ部屋を閉め切った上で扇風機を回し、除湿機をかけています。
一晩で除湿機の水タンクが一杯になってしまいますよ!笑
除湿機を使う場合だけは部屋のドアや窓は閉め切ってください!!
まとめ
結論、「部屋干しするなら部屋は開けましょう。」
窓を開けたら外の雨が入ってくるのが心配な気持ちはよくわかります。
特に夜寝る前だと、このまま雨が打ち込んでこないかな?なんて心配になってしまい、結局窓を閉めますよね。
でも、可能であれば少しだけでも窓を開けましょう。
部屋干しをするのであれば空気を入れ替えできるような工夫が大切です。
- 扇風機で空気を循環させる
- 窓は細長く開け、空気の入り口を作る
- 換気扇や2個目の窓を開け、空気の出口を作る
- 雨天時も(雨が入らない程度に)窓を開ける
- 冬や花粉対策には「除湿機」を使う
洗濯物の水分をうまく飛ばしながら空気をかき混ぜることでカビ予防にもなりますよ!
ワンルームの一人暮らしの部屋であれば雨が打ち込む心配のない窓を開けるか、トイレやお風呂の換気扇を付けながら扇風機で風を送ると空気の流れができますね。
閉め切ってても、窓を開放しても湿気だらけになってしまうんですから、窓を開けてしまって積極的に空気を入れ替えることが洗濯物を早く乾かすことにもなります。
その結果、カビ予防にもなります。
生乾きのイヤな匂いを予防するためにも部屋干しとうまく付き合っていきましょう!
部屋干しするとインテリア的にダサくなってしまうのが気になる方(僕も含む)に向けてオススメの「部屋干しグッズ」をご紹介しています!
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洗濯物の嫌なニオイは部屋干しだけが原因ではありません。
洗剤を変えることで部屋干し臭や加齢臭までもケアすることができます。
「魔女っ粉の口コミと効果。加齢臭や部屋干しに強い噂は本当?」で詳しくご紹介しています。
扇風機も併用した上でエアコン活用も上手な部屋干し対策です!