食器棚を選ぶ際に、必ず聞く素材「モイス」。
「一体どんな素材?安心できるの?」そんな疑問を解決します。
食器棚における2大メーカーのことは以前にご紹介しました。
→【もう家具屋さんに騙されない】食器棚おすすめメーカー紹介!
その中で綾野製作所とパモウナの違いの一つとして「モイス」を挙げましたね?
しかし、そもそも「モイス」という素材が何なのかわからない!という声をいただきましたので今回は詳しくご紹介いたします。
モイス(MOISS)という建材
実は食器棚を選んでいるだけだと気づかないのですが、モイスは建材として建物に使われている素材です。
本来は、食器棚のような小さな面積ではなく、家やビルなど大きな建物のように大きな面積で使用実績のある内装材なのです。
そんなモイスにはどのような機能があるのでしょうか?
湿気を自在に調節する
キッチンというのは湿気に包まれることが多い場所です。
家の大敵である湿気による「結露」をモイスは湿気を吸って防いでくれます。
画像元:綾野製作所ホームページ
食器棚においてモイスをつける理由の大部分がこの「湿気を吸う」という機能であることは間違いないでしょう。
そして、もう一つ。
周りがカラカラに乾いているときは湿気を吐き出してくれるのです。
つまり、モイスは湿気を吸うだけでなく適度に吐き出して、空気中を一定の湿度に保ってくれる働きを持っています。
食器棚で言うと、モイスの下地にある木材への湿気も防いでくれるのでカビ発生の予防にもつながります。
バスマットにも使われるほどの水分の吸収に優れています。
ホルムアルデヒドを吸着・分解
モイスは、空気中の有害物質を吸着し自分の中で分解し、綺麗な空気として排出してくれます。
モイスの中を通ったあとに、水と炭酸ガスとして排出するそうなのですが、その仕組みは僕には理解できなかったので(汗
→もっと詳しく知りたい方はコチラから
天然のリサイクル素材

モイスは、天然の粘土鉱物のバーミキュライトを主成分としてできています。
使い終わったあとは、そのまま土に還る素材ですので非常にエコな素材なんですね!
デメリットは無いのか?
モイスのデメリットといえば、その素材感でしょうか?
触ってみるとザラザラしています。
モイスが汚れた場合に綺麗なフキンで拭くとそのザラザラが付いてしまいます。
しかし、ホームページによるとお手入れ方法は乾いたフキンでサッとひと拭きするだけで良いとのこと。
しつこい汚れは消しゴムで消したり紙やすりで削ったりすることで落とすことができます。(パモウナの食器棚ではできません)
まとめ
素材としてのモイスの機能は以下のとおり。
- 湿気を自在に調節する
- ホルムアルデヒドを吸着・分解
- 天然のリサイクル素材
もう一つ、付け加えるとすれば消臭機能もあります。
綾野製作所の食器棚には、ゴミ箱収納の上にもモイスを設置している機種があるくらいです。
それらを知った上で、食器棚を選ぶことも非常に重要ですね!
一度買うと、数年は買い換えない食器棚です。
色々な要素を比較・検討してあなたにピッタリの食器棚を探しましょう!
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