食器棚なんて選んだことがない…。家具屋の言うことを信じていいのだろうか?
そんな食器棚についての悩みを抱えている方は非常に多いです。だって食器棚を買う機会なんて人生に何度もないですしね汗
そんな方のために、元・インテリア販売員が食器棚のおすすめメーカーについて本音でご紹介していきます!
買いに行く前に食器棚の2大ブランドを予習しましょう。
食器棚を席巻する2大ブランド
家電を買う際には、ソニーが良いとか、パナソニックが良いとか、いやいや東芝だろなんて風に、なんとなくブランドを知っているので比較がしやすいと思います。
しかし、家具となると全くわからない。ほとんどの方は家具のブランドなんて知りません。だって、家具を買うことなんて生きてるうちに何回あるでしょうか(笑
そんなあなたに食器棚を選ぶ際のブランド(メーカー)の比較ポイントを紹介します!

かくいう私も、数年前に引っ越した際色々な家具屋さんを巡って食器棚選びをした経験があります。
なにより奥さんが使う台所ですので奥さんの目の色はギンギンギラギラ…汗
どこに行っても、必ず置いてあるブランドは「綾野製作所」と「パモウナ」でした。
確かに食器棚といえば、どの家具屋さんに行ってもこの2大メーカーの名前が出てきます。では、それぞれの会社を簡単に説明します。
食器棚メーカー① 綾野製作所
1960年創業の老舗メーカーです。
環境やヒトに優しい基準を満たしたF☆☆☆☆(最高基準)だけを材料に使用した自社一貫製造の会社です。
工場は、香川県丸亀市にある会社です。
ネットで探せば綾野製作所の食器棚を見つけることができますが、買う前には絶対に実物を確認しましょうね!
ネットで見るのは「どんなものがあるのかな〜」程度のほうが良いと思います!
食器棚メーカー② パモウナ
1955年創業です。綾野製作所より少し年上ですね。
食器棚以外にもテレビ台やソファも手がける会社です。自社のホームページに力を入れている印象がありますね。
工場は岐阜県山県市にあります。
パモウナは食器棚以外にもテレビ台なども商品展開があります。
綾野製作所とパモウナの作りの違い
会社はそれぞれの特色があるとして実際に食器棚を使う我々が最も気になる食器棚の「作り」に関してはどんな違いがあるのでしょうか?
引き出しの違い
2社ともにドイツの「ヘティヒ社」製のレールを採用しています。

世界でもモノ作りの基準が高いドイツで作られ、その中でも最高級の技を持つと言われる「ヘティヒ」。
ヘティヒ社のレールは耐久性が強く、なんとレールが転がることによって自分でレールを掃除するというなんとも賢いレールなんですよね〜!
レールのグレードにもよりますが、30キロほどの重さにも耐えられる強いレールを採用しています!
一番の違いは「モイス」
えっ?モイスって何?
モイスとは、簡単に言えば湿気を吸収して吐き出してくれる素材。
関連記事→【モイス紹介】食器棚には必要?その評判とデメリットに迫る
モイスがあることで、ポットやスチームレンジを蒸気を気にせず置くことができるようになります。
イメージ的には、浴室の足ふきマットとしても売られている「珪藻土マット」のような素材です。
綾野製作所はモイス付き
綾野製作所はモイスを食器棚に採用しております。
消臭効果もあるため、食器棚のゴミ箱部分にもモイスが付いており、食器棚全体を通してモイス推しであることが伺えます。

そして、10年の保証付き!
パモウナはモイスを付けない
対して、パモウナの食器棚にはモイスが一切付いていません。
蒸気も吸い取って、消臭効果もあるのになぜ付けないの?
答えは、ホームページにありました。ホームページで見た情報を要約すると、
- 交換が必要な素材を本体に取り付けることはしたくない。
- ザラザラしているので、手入れが不便
確かに、モイスは手触りが粉っぽくフキンで拭くと汚れてしまいそうだ…。だからパモウナはあえて付けないのだそうな。

まとめ
まずは、綾野製作所・パモウナ2社の類似点である素材の良さ・引き出しの強さを頭に入れましょう。
そして、2社の違いであるモイスが付くか・付かないか。
それらのポイントを知っているだけで大抵の家具屋さんと対等に話せます。
「うわ、この人知ってるな?」と思ってもらえれば、変に高いだけの食器棚を買わされることはありません。
店員の立場としては「このお客さんには下手なこと言えないな…」と思わせられたら適当なものはオススメできないですからね汗
家具は一旦買うと、その先の長い期間使っていくものです。ましてや新築用の家具となれば、そうそう買い換えるものではありません。
正しい知識を持って、家具屋の誘導に負けずに、あなたのベストを選びましょう!
最近の食器棚はハイカウンターが主流。家具屋さんに騙されないように予習しておきましょう!
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