いつやってくるか分からない災害「地震」。あなたの家の家具は倒れてこないですか?
地震大国の日本に住んでいる以上、地震への対策をする必要があります。
あなたの家の家具には十分な対策がとれていますか?
今回は、様々な耐震器具の特徴と耐震器具としては何が強いのかをご紹介いたします。
倒れてくる家具の怖さ
阪神淡路大震災における震度7の地域では、住宅の全半壊をまぬがれたにもかかわらず、全体の約6割の部屋で家具が転倒し、部屋全体に散乱したというデータがあります。
引用元:総務省消防庁
倒れてくる家具のせいで通路が防がれて逃げ遅れてしまった。
最悪の場合、下敷きになって身動きが取れなくなってしまう。
など、いつも便利に使っている家具でも非常事態には凶器になってしまう可能性もあります。
家具の転倒を防止できれば逃げ道を確保することも出来ますし下敷きになってしまうこともないでしょう。
では、どのような地震対策ができるのでしょうか?
家具の転倒を防止するには?
家具の転倒防止には家具を固定することが一番です。
しっかりと固定できていれば揺れても倒れてくる心配はありません。しかし、その固定の仕方によって揺れに対して、強い・弱いが分かれます。
家の家具の中で背が高くなる家具といえば「食器棚」「タンス」がまず浮かびます。
それらをしっかりと固定できる器具には一体どのようなものがあるのでしょうか?
最も揺れに強い耐震器具は?
壁にしっかりと固定できる器具が一番固定できます。
①L字金具を使って固定する
壁と家具を直接固定できる器具ですので耐震対策としては非常に効果が高いといえます。
デメリットは、
・壁と家具にネジ穴が開くこと。
・柱や下地のある位置に固定しないと意味がない。
特に二番目に関しては知識を持って固定しないと全く意味を持ちませんので、固定する前に予習をしっかりしておきましょう!
→「壁ならどこでも固定できるってわけじゃないよ」消防庁参考ページ
②突っ張り棒で固定する
壁や家具に傷をつけずに取り付けられるので手軽に耐震対策をすることができます。
しかし、注意して取り付けないと全く耐震の意味がないのが突っ張り棒です。
取り付ける場所には注意が必要です。
・家具の端など芯材のある位置
・天井の芯材の通った位置
に取り付けないと、いざ揺れた時に器具が取れてしまう可能性があります。
背の低い家具にはジェル
背の低い家具やテレビなどには耐震ジェルが最適です。
家具の足元にジェル状のシールを貼り付け、家具の移動や転倒を防具ことができます。しかし、重心が高い食器棚やタンスには向かないので注意しましょう。
また、一度つけてしまうと剥がすのは一苦労ですので貼り付ける際は心して取り付けましょう(汗
まとめ:持ち家なら固定金具、賃貸には突っ張り棒
もう一度、家の中を見回してみて倒れてきそうな家具があれば、耐震対策を見直してみてください。
いつ起こってしまうが分からない災害。起こって後悔するなんて嫌です。
僕が絶対嫌です。
ま、いっか。と面倒くさがった故に家族に何が起こってしまう…と考えたら耐震のことが気になってきました!
突っ張り棒と金具で固定して絶対倒れないように対策します!!
家具の固定に関する地震対策も重要ですが、地震が起こった後の緊急対策の準備はできていますか?
万が一、被災してライフライン(ガス・電気・水)が止まってしまうとお湯も沸かせない、水も飲めないという状況になります。
追記:2018/6/18
いわゆる大阪地震を体験しました。
今回の記事のように食器棚とタンスは固定していたので倒れることはありませんでした。
でも、外に出していたコップやディフューザーのビンなどが割れてガラスが飛び散るなどの被害がありました。
僕の住んでいる地域では水のストップはなかったものの電気とガスが一時止まりました。
ガスは次の日まで止まったのでお風呂に入ることができず、水で体を流しました。本当に揺れは恐ろしかったですし、その後の余震も怖かった。。。
もともと準備していた防災リュックを活用するまでには至りませんでしたが、家具の固定もそうですし地震が起こった後の生活を守るためにも、防災グッズの準備は絶対にしておいた方が良いです!
我が家では水や食料など、そのあたりの備蓄はできていたので少しは安心でした。
まだ、防災グッズの準備をしていないなら絶対に持っておいた方がいいです!
まずはこのような防災グッズが存在することだけでも知っておいてください。煽るわけではありませんが、いつあなたの身に降りかかってもおかしくないです。
ぜひ、被災後も生き残る準備をしましょう!
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